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2013.07.01
「成年後見ケアマネハンドブック」とは

ケアマネージャーさんや生活相談員さん、MSWさんが成年後見制度を利用しやすいように、具体的にどのようにすればいいかをわかりやすくまとめた「成年後見ケアマネハンドブック」をただいまお配りしています。

おおさか法務事務所では、福祉施設などで定期的にケアマネージャーさんや生活相談員さん向けに、「成年後見制度」に関するセミナーや研修会を実施しています。

セミナーでいただくご質問の中には

 「ケアマネージャーがどのように関われば、高齢者本人が後見を利用できるようになるの?」

 「高齢者本人や家族にどのように成年後見制度を勧めたらいいのか分からない・・・」

などのご意見が少なくありません。

そのようなご質問にお応えするために、私たちが作成したのが「成年後見ケアマネハンドブック(以下、ハンドブック)」です。

成年後見ハンドブック表紙

このハンドブックには、成年後見制度の利用に必要な情報がまとめられており、この冊子を利用すれば成年後見に関する相談をスムーズに行うことができるようになっています。

具体的に、高齢者本人との関わりがある親族は誰なのか、普段の主治医は何々病院の誰々先生なのか、高齢者本人の金銭の管理状況はどうなっているのか、などの成年後見制度の申立の際に家庭裁判所に提供する必要がある高齢者本人の情報などがわかる形で記載されています。
 
おおさか法務事務所では、ケアマネージャーさんや生活相談員さんと緊密に連携を取りながら、成年後見制度の申立手続きを進めることがよくあります。

例えば次のようなケースがあります。ケアマネージャーさんに信頼を寄せている高齢者本人や家族がいらっしゃる場合、ケアマネージャーさんに私たちが成年後見制度の説明を行う面談日時や場所などの調整をお願いしたり、説明の際に同席をお願いすることがあるのです。

そして、同席してもらうことで、家族、特に高齢者本人が安心して私たちの制度の説明を聞いていただけるというケースが少なくありません。

また、成年後見制度の申立手続の医師の診断書の手配について、ケアマネージャーさんにフォローをお願いする場合もあります。高齢者本人が受診されている医師と関わりがあるケアマネージャーさんから診断書の作成を依頼していただくことで、医師側も作成を引き受けていただきやすいのです。

ケアマネージャーさんから相談を受けた事例で、ご本人(80歳代女性・介護度2)が自宅で一人暮らしをしている事例がありました。ご本人は、1年程前から認知症の症状が表れ、本人には子どもがおらず、本人の姪夫婦がキーパーソンとして関わっていた状態です。本人は自分では片付けができなくなっており、食事もヘルパーや姪夫婦の援助により何とかできているという状態でした。本人の健康状態が優れなくなってきたことから、ケアマネージャーさんは施設入居を検討していたのです。

しかし、入居予定施設からは、本人が認知症でもあり、金銭管理も本人では全くできない状態であったため、金銭管理や施設利用料の支払などのリスクを考え「成年後見人を本人に付けて欲しい」という要請がありました。

そこで、このケアマネージャーさんは、私たちに連絡をして、成年後見制度の利用申立のためのサポートがスタートしました。親族への連絡や、医師の診断書の手配などを協力しながら進めていき、私たちが無事に本人の成年後見人として就任できました。本人は現在施設で生活をしており、健康状態も安定しています。

成年後見ハンドブックもくじ

このように、ケアマネージャーさんと専門家が連携して対処を進めて行きやすいように情報をまとめたのが「成年後見ケアマネハンドブック」です。

ケアマネージャーさんは高齢者本人のケアプランの作成を通じて、様々な本人の生活のリスクを知り得る立場です。特に、高齢者本人の金銭トラブルや経済的な虐待等のついては、成年後見制度の利用が必要であることが分かっていても、なかなか相談相手や相談方法が分からないことがあるというご意見を多く寄せていただいてきました。

そのような悩みを少しでも解消するためにと作成した「成年後見ケアマネハンドブック」を、ぜひご活用いただければと思います。

(坂西 涼)

 

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→ 成年後見の専門家 司法書士法人おおさか法務事務所(大阪市 八尾市 西宮市)


 

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