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司法書士法人 おおさか法務事務所

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話題のドラマ「俺の家の話」を司法書士が解説!(第8話:主たる介護者のケガによる影響について解説!)

成年後見

2021.03.19

宮藤官九郎さん脚本の金曜ドラマ「俺の家の話」

今回は第8話のお話です。

 

寿一さん、山賊抱っこがもとで足にけがを負ってしまい。

 

お医者さんに安静を言い渡されて、寿三郎さんとのダブル車いす生活がスタートしました。

 

家族交互にいろいろと負担していたとはいえ、寿一さんがメインとなることも多かった寿三郎さんの介護。

 

このような立場にある人は、「主たる介護者」と呼ばれることがあります。

 

今回は、こうした主たる介護者に起きてしまった、ケガや病気による介護への影響の問題や対策についてお話してみたいと思います。

 

第8話:主たる介護者のケガや病気による介護への影響と対策

 

まず、他の親族にも助けてもらえる場合については。

 

動けない寿一さんの代わりに、分担して介護対応ができさえすれば、車いす生活になる介護者の寿一さんにとっても、介護をされるじゅじゅこと寿三郎さんも安心です。

 

しかし、今回はそうもいかない事情があったようで・・・。

 

このように家族のヘルプが頼れないとき、やはり助かるのは第三者による介護サービスの活用です。

 

もともと訪問介護で出入りしている前提の、ヘルパーのさくらさんが「入浴介助の資格」を取得できていたのは、主たる介護者が動けないこの状況下で、ありがたい出来事でした。

 

入浴介助は以下のような利用のパターンがあります。

 

「デイケアで、施設のお風呂にいれてもらう」

 

「訪問介護で、自宅のお風呂の清掃からの介助をしてもらう」

 

「訪問型で、浴槽がついた車で対応してもらう」

 

 

お風呂のほかにも、料理や洗濯・家事代行などのサポートが、私費だけでなく介護保険でも一部利用できるなど、ここ十数年で介護に関するサポートも充実しててきています。

 

今回、能舞台のある観山家がたまたま 平屋で、自宅での介護となっても、水回りなどの重要なところに車いすでのアクセスができる環境だったのも、利点のひとつだったかもれません。(ドラマ以前の時間軸のなかで、宗家の体調の変化とともにバリアフリー化していたのかもですが・・・)

 

ただ、もうひとつの大きな問題がありました。

 

寿一さんが動けないと、世を忍ぶ仮の姿のスーパー世阿弥マシーンとしてファイトマネーを受け取ることもできず、「経済面の不安」も発生しますね。

 

主たる介護者=家の収入の柱となっている場合などには、かなり深刻です。

 

【 大きく拡大してご覧いただきたい方はこちら 】

 

今回、このタイミングで、ケアマネさんは施設入所を提案されました。

 

実は、主たる介護者の病気やケガがきっかけでの施設入所は、珍しいことではありません。

 

男女とも平均寿命80歳代を超えているご長寿社会の日本でも、「健康寿命」は70歳代のままといわれています。

 

じゅじゅのように自立して生活することが難しくなってから、そのあと10年前後を施設で過ごすというのは、誰しも現実に起こりえる問題。

 

「終活」の中で、考慮に入れるべき事項となっているのです。

 

ドラマの中にも、じゅじゅが過ごしやすい施設をケアマネさんが提案したり、寿一さんが見学をすすめる場面がありましたね。

 

施設選びは、本人にとっても、家族にとっても重要な要素のひとつ。

 

どんな種類の施設で、どういった生活を送りたいのかなど、まだ気力と体力のあるうちに、早めに動いていく必要があるのではないかと思います。

 

じゅじゅのように、家族やケアマネさんが本人の希望を聞ける環境はありがたいものですが、ご家族のヘルプが難しいケースもたくさんあります。

 

そのような場合は、われわれのような専門職が「成年後見人」や「任意後見人」として、施設選びのお手伝いをすることも、実はけっこうあったりするのです。

 


 

観山家の相続や介護について書かせていただいて、8回目となりました。

ドラマの中でも、積極的に終活をすすめるじゅじゅの姿を見かけることが増え。

 

目の前に「死」や「老」が迫ってくる中で、自身の死に向き合い、「理想の葬式」の段取りを考えたり、「ビデオレター」を作成したりするなど、終活に積極的に取り組もうとするじゅじゅの、前向きなところは素晴らしいですね。

 

老いや死に、ひとりで向き合っていく怖さ・・・。

 

それでも、本人らしい生活を楽しんで続けてもらえるようなサポートや制度の活用こそが、わたしたちに求められる「後見」(これも元は能の言葉ですね)だと感じます。

 

次は第9話、心乱れ、離れそうな観山家、再集結となるのでしょうか?

何か、トラブルが加速しそうな気配も満々でしたね。

引き続き、コラムを配信していきたいと思います。

 

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川原田 慶太

この記事を書いた人

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赤阪 研史

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