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司法書士法人 おおさか法務事務所

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終活はいつから始める⁈40代50代から始めるメリット、やることリストまで

終活

2021.10.11

小学館の雑誌「サライ」の公式サイト、「サライ.jp」に弊所司法書士坂西の記事が連載されています。当コラムは、2021年9月3日(金)に取り上げていただいた「終活に関する内容」です。


「終活」という言葉を目にする機会が、年々増えてきています。とくに近年は、社会全体で健康についての不安が高まり、また自分の周囲を見直す時間が増えたことなどから、こうした「終活」があらためて注目されているところでもあります。

今回は「終活」について、法的観点からアクティブシニアのライフサポートを行う司法書士法人 おおさか法務事務所の坂西涼がご紹介します。

 

終活とは…

 

人生の終盤について、自身の最後とその後のことについて、事前に考えておくこと・行動しておくことを指します。先に準備をしておくことにより、残される家族や親族、知人の方々などの負担や混乱をより少なくすることにもつながります。

 

人生の終盤で抱えることの多いさまざまな不安…

私たちがよくいただくご相談は以下の通りです。

 

◇ 健康に関すること

◇ お金の管理に関すること

◇ 認知症への対策

◇ どんな最期をむかえたいか

◇ 死んだ後の自分の資産がどうなるのか

◇ 自分が死んだ後の手続きは誰に託すべきか 

 

終活を始める時期

 

終活を意識するきっかけやタイミングは人それぞれですが、終活を意識すること、そして実際に終活してみることで、気づくことがたくさんあります。

 

終活を始めるタイミング

 

一般的に終活というと、70代・80代といった世代の活動をイメージしがちです。

しかし、それより下の世代でも、終活を意識するきっかけが存在しています。

たとえば40代・50代になってくると、学生時代の友人が急死したという知らせに驚くことなどもあります。そういった身近な人の死に直面することが、自分の終活を意識する契機となることも出てくるのです。

また、テレビやニュースで自分と近い世代や、まだ若い著名人の訃報を耳にすることで、何かしら自分にも反映させ、ふと自身の終活を意識することなどもあるでしょう。

 

早めに準備するメリット

 

実は40代・50代からでも、これから先に迎える自分のエンディングを意識することで、今を大切に生きることの意義を見出すきっかけにできる面があります。

終活は早ければ早いほど、いろいろな気づきがあるのです。

 

◇ 身の回りを整理してみよう

◇ 友人関係の棚卸をしてみよう

◇ これからのお金のことを考えてみよう

◇ 夫婦・家族・親戚関係について考えてみよう など

 

いろいろなことを整理してみると、意外と気持ちがスッキリしたり、毎日の生活を前向きに送ることにもつながります。

 

さらに、40代・50代というと、ちょうどその親世代が70代・80代になることが多くなります。自分の体験を通じて、親世代の終活についても、親身になって考えることのできる重要なタイミングでもあるのです。

親世代が大切に思っていること、親の交友関係などを知ることを通じて、あらためて感謝の気持ちが芽生えたり、親を取り巻く人間関係に感謝することにつながったりもします。これもまた、自身の終活にとても意義のあることでしょう。

 

終活やることリスト

 

終活は誰しも経験のないことで、しかもひとりの人生のうちにそう度々経験することではないために、戸惑うことも少なくありません。どんなことをしなければならないのか、早めに始めておくことによるメリットなどを事前に知っておくことで、全員が初心者としてスタートする終活も、ある程度スムーズに進めることができるでしょう。

 

 

一般的な終活とは

 

◇ 自分についての記録の整理

◇ 親族や知人などとの関係の整理

◇ いざというときの準備 

 ①( 介護 ) ②( 医療 ) ③( 認知症 ) ④( 遺言書

◇ 財産についての整理 

 ①( 不動産 )②( 現金・銀行預金 )③( 株式・投資信託 )④( 保険

◇ 生前の見積もり 

  ①( 葬儀・法事 ) ②( 墓、墓じまい ) ③( 遺品整理

◇ 加入している会員サービスの整理

◇ デジタル終活SNSのアカウントなど )

 

今からできる終活

 

終活は広い分野にわたっていますし、全体を見渡すとなると、なかなか手をつけにくいイメージがあるかもしれません。

大切なのは、どの分野からでもよいので、まずスタートさせることです。市販のエンディングノートなども豊富に出ていますし、入り口としてはそういったものをパラパラとめくってみて、気になったページから考えてみるという程度でよいと思います。

終活は、実際にやってみると、それなりにエネルギーを必要とする分野もあります。その意味では、やはり年を経るにつれ気力・体力が低下していくのは避けられませんので、少しでも余裕のある40代・50代から手掛けておくことは、大きなメリットになるでしょう。

また、終活の延長線上で生じてくる法律上の手続きなどは、自分でしっかりと判断できるという「意思能力」が求められるものがほとんどです。実際に、判断力についての不安が日に日に大きくなってきてからのスタートでは間に合わなかったというケースもありますので、ここは注意が必要です。

さらに、終活において、「亡くなったらどうするか」に目を向けすぎて、「楽しく長生きするにはどうするか」が軽視されるようになってしまっては、本末転倒です。これから送る人生、楽しく長く生きていくために欠かせない人間関係やお金のことも忘れないようにしておきましょう。

 

まとめ

 

以上、終活について簡単にご紹介してきました。

あらためて、終活は70代や80代の方に限定された活動ではないですし、終活を意識することでいろいろな感謝の気持ちが生まれ、“大切な人”、“大切なもの”、“大切な想い”を再認識するきっかけにもなります。そして、人生を前向きに送っていく機会にもなりえます。考えていくことは多岐にわたりますが、どこからスタートしてもかまいません。早く始めるメリットも少なくありません。

ぜひ、ご興味のある分野から取り組みを進めてみてはいかがでしょう。

坂西 涼

この記事を書いた人

坂西 涼

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