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道路から知る不動産の価値

不動産

|更新日:2022.12.10

投稿日:2008.08.01

私たちが普段何気なく利用している道路。街のいたるところに大なり小なりの道路が通っています。日常、道路を通行していても特に何の意識もしないことがほとんどと言ってもいいでしょう。

しかし少し視点を変え、「不動産の価値」という観点から道路を見てみると、それが重要な要素のひとつとなっていることがわかります。

道路と敷地

不動産は、その前面道路の態様により価値が大きく左右されます。これは、前面道路の態様によって不動産の利用に制約が出ることがあるためです。

たとえ自分の所有する土地であったとしても、好きなように使えるわけではないのです。

道路と不動産の価値との関係において前提となるのが「建築物の敷地は、原則4m以上の幅のある道路に、2m以上接していなければならない」という建築基準法の規定です。

建物の前の道が極端に狭かったり、道路にすぐ出られなかったりすると、災害時の避難や火災時の消火活動などに大きな支障が出てしまいます。

このような事態を避けるため、敷地と道路との接し方、前面道路の幅(幅員といいます)が法で定められています。

したがって、これに違反するような建築物は違法な建築となってしまい、不動産価値が下がってしまうでしょう。

また、場合によっては、将来建替えの際に敷地の一部が道路とされてしまい、建て替え前の建物よりも小さな建物しか建てられないということもあります。

このような理由から、不動産を購入しようとする場合や担保を設定する場合など、対象物件の前面道路について、よく調査する必要があります。

→ 「道路から知る不動産の価値」について問い合わせる

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